バキュームブレーカー

確実な気密性-僅かな力で吸込

球型ボールと柔軟で弾性のあるシートにスプリングの作動を組み合わせているので、差圧が非常に小さい場合でも、気密性は僅かな気泡も漏らさない程確実です。
言うまでもなく、圧力が高くなる程シールは気密になります。
ごく僅かなスプリングの圧力でボールがシートに座っているので、ほんの僅かな真空状態でボールが柔軟なシートから離れ、殆ど即時に吸込が行われます。
シールは、EPR-Ｏリングで行われます。
しかし、受座はシールに必要な圧力より少し高い圧力を確保するように設計してあり、それによってＯリングが必要以上に圧縮されないようにしてあります。

静かな故障の無い作動

柔軟で弾力性のあるシートと軽いスプリングの作動のために、開閉作動は静かで騒音は全くありません。
シールの当たり面が耐蝕性なので、膠着や漏れの危険はありません。構造が簡単なので、研究室でも、現場でも、長く、確実な作動寿命が立証されています。

取付が容易、保守が容易

ケイデント・ジョンソンバキュームブレーカーはボディの頭が６角になっており、標準の管用テーバーネジが切ってあるので、管取付用具或いはタンクの取付口に簡単にねじ込むことが出来ます。出口は必要があれば、配管接続用のネジを切ることが出来ます。

厳格なテスト

徹底した耐久テストを行うために、ケイデント・ジョンソンバキュームブレーカーに１分間に４回の割で0.8MPaの蒸気と真空状態とを交互に加えましたが、１００万回繰返した後でも、開閉動作には全く何の支障もありませんでした。

高圧及び高温

ケイデント・ジョンソンバキュームブレーカーは圧力は2MPa、温度は１８５°Cまで使用できるように、十分な安全率を見て設計してあります。サイズ、シール材料及び温度によっては、これ以上の作動圧に使用することも出来ます。