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カンチレバーステーショナリーサイフォン

ケイデント・ジョンソンは、20,000組を越えるカンチレバーステーショナリーサイフォンの販売を通して 信頼されるメーカーとなり、ステーショナリーサイフォンのテクノロジーにおけるグローバルリーダーに成 長しました。我々のカンチレバーステーショナリーサイフォンは、速度:2,000mpmまでの製紙機械ド ライヤー用に開発され、ドライヤードレネージシステムとシステムコンポーネントと統合出来るように設計 されています。

特徴

利点

従来の高速用サイフォンの限界を克服

ロータリーサイフォンの場合は、高速運転の製紙機械からドレンを排出するために、高い蒸気差圧を必要とします。一方、ステーショナリーサイフォンは、マシン速度に関係なく必要な差圧が低いままであることから、ステーショナリーサイフォンの方が好まれています。ステーショナリーサイフォンは、ブロースルー蒸気を削減し、ドライヤーの運転効率を向上させます。

しかしながら、高速運転では、ステーショナリーサイフォンに機械的な問題が起こる可能性があります。全てのカンチレバーステーショナリーサイフォンは、ドライヤーシリンダーの外部からサポートされ、取り付けられます。ステーショナリーサイフォンは固定されたままなので、ドライヤーと共に回転するドレンの衝撃に耐えなければなりません。弱い強度のステーショナリーサイフォンは、向きが変わったり、振動したりして、いつかは損傷してしまいます。

ケイデント・ジョンソンのカンチレバーステーショナリーサイフォンは、運転効率の向上と機械的信頼性を提供出来るように設計されています。

カンチレバーステーショナリーサイフォンは、バーチカルサポートの軸方向の調整を特徴としています。サイフォンシューの位置の微調整が出来るので、ドライヤー内部における正確な位置設定が確実に出来ます。ホリゾンタルサポートチューブは、容易にジャーナルにスライドでき、所定の位置に ロックされます。小さいボルトの脱落という可能性をなくすため、強固なサポートチューブナットでサポートチューブを所定の位置に固定します。

過酷な条件にも適用出来る設計

ケイデント・ジョンソンのPTXロータリージョイントは、カンチレバーステーショナリーサイフォン用に限定して設計されています。このスチームジョイントは、ドライヤージャーナルを通るホリゾンタルチューブ(A)をしっかりとサポートします。テーパーロックと特殊設計のサポートチューブナットが、ロータリージョイントの中でチューブを支えます。サイフォンは、1個のバーチカルサポートブラケット(B)でホリゾンタルサ ポートチューブに固定されます。

ホリゾンタルサポートチューブ(A)は、サイフォンシューへのドレンの衝撃とそれによって起こる振動に耐えうる堅牢性を備えています。バーチカルサポート(B)がこの堅牢性を更に強化します。この一体型サポートがサイフォンパイプを強固にし、ゆがみと振動を最小限にとどめます。少ない振動によりサイフォンシューのクリアランスがしっかりと維持され、その結果、乾燥能力と運転の安 定性が向上します。

サイフォンシュー(C)には、ステンレス製のクランプとテフロンシューが付いており、ドライヤーの損傷の可能性を小さくしています。そして、流量抵抗を最大限抑える形状にし、かかる負荷、振動を軽減しました。ダブルカット、ダブルボルトのクランプ と耐腐食性の材料使用により、長寿命を確実にします。

幅広い適用範囲

このカンチレバーサイフォンは、堅牢で安定性のあるステーショナリーサイフォン設計により、速度に関係無く、低差圧で運転出来ます。特に製紙機械の低速から最高速までのアプリケーションに適しています。

最適なサイフォンサイズの選定;ケイデント・ジョンソン独自のアプローチ

運転効率を最大にするには、ドライヤードレネージシステムが条件に適しているか確認して、サイフォンサイズと型式に釣り合わせなければなりません。サイフォンとシステムコンポーネントの選定と確認には、生産している紙の銘柄の全範囲の運転条件(例えば、差圧、運転圧力、速度、凝縮量)の厳しい検討を必要とします。銘柄変更、坪量、あるいは、その他のマシンの運転条件により、乾燥性能と効率が変わります。

我々は、数十年に亘る経験とケイデント・ジョンソンの特許プログラムソフトの使用を結合して、選択可能なサイフォンシステムの性能と効率を評価し、多くを要求されたアプリケーションでさえ、要望に合ったシステムを設計することが出来ます。

サイフォンの種類と適正